江戸千家・近藤鈴子茶道教室
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近藤鈴子茶道教室
茶事講座


春花宴の茶事正午

                H31. 3.10 於・有賀文化教室 

                  表千家 Aグループ 担当  相客 15名

本当なら浜松教室の当番でしたが皆さん子育て中
今の子供は大変だと思いますが土曜日など
三ケ所位の稽古事を母親の車で回ります

お受験も加わります。朝九時のお稽古にして下さいと
当方も大忙しです。足並みが揃わないので
山梨教室に持ち掛けましたら
あっさり受けて下さいましたが

当方がヘロヘロです。未だ初釜の道具も
袋に入った儘、押したり跨いだりの道具出しです

一月から殆ど就寝が2時9時です
予定がどんどん遅れて行きます


―寄付・床―

 ―寄付白湯―
汲出碗 春花文
茶托 欅木地

床 篝火 画賛
      一様春
筆 前大徳
   芳徳禅寺
 橋本紹尚 和尚






寄付・莨盆―
莨盆 鞍形
 七宝花菱蒔絵
火入 赤絵竜文
刻莨入 螺鈿象嵌
      唐花文
灰吹 古竹
煙管 南燎
  木村清斎 造

 ―腰掛待合―



 ―亭主蹲踞― 
 ―腰掛莨盆―
莨盆 櫛形手付
火入 花文染付
灰吹 白竹 深樋
  森田永斎 作



-亭主手桶水張-

春花をテーマに致しましたので、花、花、花、の道具を取り合わせました。幸い天候にも恵まれ前回からテントを組み立てていますので、腰掛待合も多少ゆったり感があるのではと思います。

   ―迎付―




 ―正客蹲踞―
床 雪月花
筆 紫野 三玄院
 藤井誡堂 老師
        


 ―相客蹲踞―
  ―本席掛―



釜 無文平蜘蛛
      透木釜
  畠 春斎 造

 ―相客席入―


 ―主客挨拶―


炉縁 越前塗
    春麗蒔絵
   近藤浄信 好
 佐々木麗峰 作

 ―主客挨拶―

受講生の皆さんが茶道をなさっているお友達をお誘い下さいますので殆どの皆さん着物ですそれでも今回はお洋服の方が三名居りました。以前は蹲踞からの説明でしたが、今はお任せです。蹲踞を済ませて席入です。主客の挨拶を済ませ炭手前の挨拶です。


  -炭点前-

 ―炉中拝見―



香合 桜鯉
 交趾三彩 型物
   東方三段目
  三浦竹軒 造
炭斗 常盤籠
       青竹
羽箒 姉羽鶴
釜敷 花文糸組
  深津成代 作



 ―香合拝見―






 ―懐石相客―

燗鍋 紫交趾
 唐花文 青磁蓋
     泰湖 造

毛織打出 染付蓋
  山本閑浄 造
盃台 松竹梅蒔絵
       錫縁
    竹蒔絵
引盃 山中塗
    蕨波蒔絵
冷酒 春鶯囀
 山梨県
    富士川町
     万屋酒 
 ―配膳―
向付 烏賊細造り
 防風 布海苔
        山葵
味噌汁 車麩 
    溶芥子

 ―懐石相客―




    


 ― 煮物椀―
シラス豆腐
  桃花人参
   占地茸 菜花
    松葉柚子

 器 蓬莱蒔絵 


冷酒代用預徳利
葡萄ジュース・赤  山梨一宮町     アルプスワイン
 義山徳利
  足付猪口
  ベネチア硝子

席入を済ませ、主客の挨拶も終えて炭点前です。香合の拝見後茶道口にて粗飯を差し上げることを伝えて座布団運びです。正客から詰迄膳を運び、お箸の御取り上げを告げて調子と盃を持ち運びます。手前の銚子が一の側へ、奥の銚子が二の側です。一通り注ぎ終えて銚子を預け、煮物椀を差し上げます。今回は白子豆腐に致しましたが、写真班が忙しく撮影が出来ませんでしたので前回の写真です。詰のお話しではとても美味しかったとのことです。

  ―焼物―  

焼物 鰆 西京焼
 器 練込矢羽文
   會田祐介 造

 
    ―預鉢―
強肴 炊合せ
   鶏肉団子 身延湯葉 
       蓬麩 木の芽
 器 椿文変形耳付大鉢
進肴 芥子酢味噌和合
  浅蜊 分葱 若布 糸掻鰹
  ―箸洗―     ―八寸―

箸洗 松の実 
 器 朱塗竹の絵 竹の節形
八寸 煮貝 独活旨煮
 器 杉木地八寸盆
輪花形 朝日焼 松林豊斎

流儀により料理の順序、箸の種類が変ります。殆どの方がマイカー使用ですので、アルコールの入らない、山梨産の葡萄液(ジュース)を硝子猪口と共に差し上げます。勝手元の様子を見乍らジュースを注ぎ、料理や飯次を運び出し、焼物、酒を強いる強肴、酒を進める進め肴と運び出されます。焼肴と進肴の写真を忘れましたと報告がありましたので、お客様にお出しする時形良くしたため切り落とした物で写真撮りし、浜松に戻り食材を買って来て料理し写真撮りをしました。ホームページを作るため写真選びをしていましたら炊合せの鉢も写されていませんでした。7人分8人分ですので写真撮りは諦め過去に使用した器を挿入しました。預け鉢を運び亭主相伴をします。この順番は慌てて亭主相伴をしないで済みますので取り入れたい部分と常に思います。取り急ぎ相伴の上、箸洗椀を載せた盆を置き、茶道口を開けて相伴の御挨拶と、料理についての簡単な問いかけを致します。一口椀(箸洗、小吸物椀)にて口中をすっきりとさせて頂きます。八寸が運び出され、続けて千鳥の盃を致しますが、毎回大騒ぎの作法で、指導する方はヘトヘトになります


↑ 一の側
 ―千鳥の盃―
     二の側↓
香の物 沢庵
 奈良漬 高菜
 器 絵唐津 
  田中佐次郎窯
湯桶・湯の子掬


 相客主菓子
主菓子器 1の側
 青海波独楽文
真塗喰籠



主菓子器 2の側
独楽文欅木地
拭漆喰籠
 ―後入銅鑼―

湯桶、香の物が運び出され懐石も終盤です。湯漬けを戴き、器を清め、箸の音を待ち、膳が片付けられます。
主菓子が運び出され、茶道口にて亭主から中立の挨拶があり、詰は座布団、菓子器を茶道口近くに整えて、初座の席に対し心惜しんで拝見、席を後に腰掛で暫しお待ち戴きます。



―後入蹲踞―



主茶碗 黒 
   銘 平常心
紫野 龍源院
 細合喝堂 老師
出帛紗 
   如心珠金襴

花 椿・花富貴
      利休梅
花入 備前
  伊勢崎 紳 造
        →

-濃茶席点前座-
釜 園城寺釜
  菊地正明 造
炉縁 古梅木地
水差 美濃伊賀
  加藤十右ェ門
風炉先 台目棚
  表13代
   即中斎好写



 副 上野焼
     紫蘇黒釉
出帛紗
  井伊家伝来
市松浮線蝶緞子
 副 萩 鬼熊川
  煌雪窯
   清水啓功 造
出帛紗 具留利錦
 ―濃茶席花―


 ―濃茶点前―




茶入 
 利休瀬戸肩衝
  川本了生 造
 仕覆 龍詰銀襴
茶杓 銘 日々新
 大徳寺
  当代管長 
 明浦宗哲 老師

 ―相客席入―





―濃茶席相客―





 ―相客席入―



-相客茶入拝見-



濃茶席建水 曲
   内 潤塗
  垣内茂平 作
蓋置 赤 雪輪
 江渡千家7代室 川上宗鶴 手捏

中入後の濃茶席は、浜松の自宅では外の躙口からの席入ですが、教室には広間しかありませんので、懐石を戴いた広間を衝立で仕切り、入り口の襖を開けると短めの簾を下げて、躙口の雰囲気を添えてお入り頂きました。躙入り、見上げると仏様の様に花が鎮座しています。今年は昨秋の台風で殆どの花芽が風で飛ばされ、全く花を咲かせることが出来なかった椿が何本もありました。春遅く咲く花は蕾も付けなかったのか何本か申し訳程度に花を付けました。席入を済ませ柄杓を置いた音で、外窓の簾を巻き上げ、部屋を明るくする訳ですが、電灯のスイッチを入れます。主碗をお三方でお召し上がり戴き、以下四名様でお召し上がり頂きました。ホームページの為の写真選びで仰天です。小間の雰囲気をと台目棚を使用したのにも関わらず、点前畳3/4の位置に置く棚を一畳の隅に立ててありました。私達は教室で一番、先生より色々知っているよと喚いていましたが、これまでの茶事には起きなかった失敗が一杯でした。思いやりや感謝を学ぶ茶事が、程遠いものとなってしまった様に感じました。濃茶席の道具に名残を惜しんで拝見を済ませちょっぴり廊下にてお待ち頂き広間にお移り頂きました

  ―薄茶席―

一花開天下春
筆 前大徳
    雲澤寺
 足立泰道 和尚

 ―相客席入―



―薄茶席相客―



薄茶席・花

主茶碗 高取焼
 黄海鼠釉
  鬼丸碧山 造
 替 黄交趾
   帯七宝文
  赤沢露石 造

花 寒芍薬 紅梅
花入 唐銅
 周素觚 祥栄 造 裏14世
   淡々斎好写



干菓子 桜・麩焼
    蝶・擂琥珀
碧南市 小松家製
 器 輪島塗
  七宝花文蒔絵
     若狭盆形
 輪島塗
  茶平一斎 造



棚 誰ガ袖棚
 裏千家14世
   淡々斎好写
水指 里桜絵
   山川 巌 造
風炉先 潤塗縁
    雪華文片落
江戸千家当代好



―薄茶席相客―



 替 黒仁清釉
 松竹梅富士文
  中村秋峰 造
 終 いろは桜
 浅見与し三 造
―薄茶席手前―


棗 輪島 
   蝶春草蒔絵
  清水宗水 作
茶杓 銘 花の宴
 前大徳 海蔵寺
  方谷豊宗 和尚

建水 黄交趾
 青海波文
  平戸焼
  横石嘉助 造
蓋置 蓋置
  桜文 雪洞形   加賀瑞山 造

薄茶席は濃茶席とは趣を変えて、野山の花見散策をして頂きました。主茶碗は枯れ木の野山が段々に彩を変え黄色の花、万作、山茱萸、連翹、足元には蒲公英と春の兆しを顕し、様々春の花に繋げました。棗は春の野を、茶杓は春爛漫をイメージとその後は数茶碗につなげさせて頂きました。

    ①

花籠 赤膚焼
尾西楽斎 造
紅白梅清和窯
原 祥雲 造

    ③

春野
沖野華舟 造
春の岸
橋本紫雲 造

    ⑤

花咲爺
寺尾陶象 造
旅の空
宮地英香 造

    ⑥

    ⑦   

桃山桜
加藤如水 造
都の春
井川和夫 造

    ⑨

詰草
脇田雄峰 造

京焼 胴紐形

    ⑪

一本桜
京焼 胴締形
枝垂れ桜
   福亭 造

    ⑫

数茶碗も何時も通り、テーマ春花宴に因む様、全て春の花に関るものを取り合わせて見ました。お召し上がり戴いた後は全ての茶碗を半東が正客の前にお運びして、お客様全員に春をお味わい頂きました。初参加の方も居りましたが、皆様それぞれに花宴の楽しさをお味わい頂けたのではと思います。

∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞

茶事は浜松教室と山梨教室で、炉季、風炉季に各一回ずつ
両教室を合わせて年4回四季に合わせて催す様になって居ります

今年度は5月から10月の風炉季の間、夏季に山梨教室で、秋季に浜松教室で
11月から4月の炉季の間、冬季に山梨教室で、春季に浜松教室でと
年度毎の交代で予定しております

浜松は自宅門弟の勉強会ですので江戸千家で致しますが
山梨教室は講座の一環ですので流派グループ毎で
催します


有賀文化教室イベント


        初秋茶事御案内

                   
担当 表千家 Bグループ

     日時 31年 9月 ?日(日) 午前11時30分 寄付
      会費 一般   ¥7000
          会員   ¥6000
      テーマ      名月

        
陽春茶事御案内

                   
担当 表千家 裏千家グループ

     日時 32年 3月 ?日(日) 午前11時30分 寄付
      会費 一般   ¥7000
          会員   ¥6000
      テーマ      ??


         茶道教養講座

          日時4月21日(日) 午後 1時 ~
             前半 テーマ すだれ花
             後半 類別    風炉先屏風 Ⅳ

          日時 5月?日(日) 午後 1時 ~
             前半 テーマ 
             後半 類別    棚 Ⅰ



       
会費 一般  ¥3500 見学初回のみ ¥2000
                     気軽に見学をお待ちしています
           会員 ¥18000 (炉季6か月分)
                  中途入門 ¥3000 X 4月迄
           入会金 ¥2000 ( 入会時のみ )

                   参加自由

          講座終了後 2時30分~、濃茶、薄茶、をどうぞ ¥1000

     毎回テーマに合わせた茶道具にて、濃茶席・薄茶席 各一席

                菓子の茶事です

                (毎月受講者に交代で点前を担当して頂きます)
                興味のある方はご参加をお待ち申し上げます

     
 茶事と茶道教養講座は茶道の盛んな名古屋で学んでいます
        場所 笛吹市八代町北2837 有賀文化教室
              電話番号 055-265-1480


       浜松自宅 盛夏茶事 御案内

     日時 31年 7月 ?日(日) 午前11時30分 寄付
     会費  一般   ¥6000
          初参加 ¥5000
     テーマ 七夕

           浜松自宅 初冬茶事 御案内

     日時 31年11月 ?日(日) 午前11時30分 寄付
     会費  一般  ¥6000       
          初参加 ¥5000
     テーマ 豊年
                        トップページにアドレスがあります
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