近藤鈴子茶道教
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稽古道具類別 ⑧-Ⅰ
茶 入 - 肩 衝

茶入はお点前をする際、濃茶抹を入れて用いる
陶製の小壺です

通常象牙の蓋を伴い名物裂の仕覆と言われる
袋に入れて水差の前に飾られます

和物、唐物、島物と分けられる様ですが
上記に稽古道具類別とあります様に
当方の所持品は○○写しなる物ばかりです

取り敢えずお稽古の際勉強のために
それらしき物を使用させて頂いて居ります

年末~三回で教養講座の際UPしたものを
類別襴でお届けさせて頂きます

                             稽古道具類別随時20日更新

 茶 入 ・ 陶 器 

      ①  

茶入 赤膚焼 肩付
 仕覆 糸屋風通
   青釉 奈良
     大塩恵旦 造

茶入 上野焼 肩衝
 仕覆 金堂幡錦
  鉄釉 福岡
    熊谷光甫 造

      ②
      ③

茶入 朝日焼 尻張
 仕覆 紅牙瑞錦
  御本手 京都 
    松林豊斎 造
茶入 雲華焼 肩衝
 仕覆 荒磯緞子
  軟陶 京都
    寄神崇伯 造

      ④

①は、遠州七窯展で求めました。赤膚ですから赤っぽい膚の筈ですが、赤膚焼の青釉と云
うものがあるとの説明で何となく求めました。
②の、上野焼は福岡県の上野の窯で作られた陶器、江戸時代中期からは茶陶以外に雑器
も多く 作られる様になったが、一族の努力で遠州時代から営々と継承されている。
仕覆に当方の名前「鈴」が織り込まれていましたのでと云う簡単な理由で求めました。
後に教室の30周年と当方の還暦に合せての茶会に使用するため、茶道具屋さんにお願い
して、堀内家兼中斎宗心の書付「鈴鹿山」の銘を戴きました。とてもお気に入りの茶入です。
③の、朝日焼は京都の窯、1600年前後に創始、一時途絶え1800年代中頃に再興された。
御本風が主で斑点が、鹿の背中の模様に似ていることから、鹿背釉が特徴といわれている
名古屋の古美術店で進められ求めました。この茶入から七釜を求める様になりましたが
古曽部焼の茶入だけは未だに御縁がありません。
④の、雲華焼は軟陶で、土風炉師が作るものと云われていますが、確かに寄神崇伯氏は
土風呂だけでなく、灰器、香炉など作製していて当方も数点所持しています。

      ⑤  
茶入 織部焼 耳付
 仕覆 吉祥文入子菱
          金襴
   愛知県 瀬戸市
    山口 茂 造
茶入 唐津備前 肩衝
   仕覆 利休間道
    八角 見立 
     佐賀県        ⑥
      ⑦

茶入 利休瀬戸写
  仕覆 龍詰銀襽
   愛知県 瀬戸市
    川本了生 造
 茶入 古瀬戸釉
  仕覆 遠州市松
       宝尽緞子
   愛知県 瀬戸市
    加藤作助 造

       ⑧

⑤は、殆どの茶入は鉄釉の無地が多いのですが、古美術店で目に入りましたので求めまし
た。家に持ち帰り取り、ジックリ眺めようと箱から出しますと、箱の底から新しい時の値札が
出て来ました。新物の方が店主の言い値より、2千円程安価でした。古くなって高く成る様な
品物では無い筈だがと思いましたが、こんなこともあるのだなと思いました。
⑥は骨董市で一寸値の張る茶碗を求めました。おまけで戴いた物です。花入れにでもして
下さいと云われましたが、茶入に見立てました。茶道具店に依頼、牙蓋、仕覆、桐箱、外箱
で、2万数千円掛かりました。名残り月などに使用しています。アホかな?
⑦は、この作家、「良いもの造るよね」の言葉につられ、求めました。確かに講座当番の方
が道具組したがります。炉季、風炉季で、重ならない様、一回ずつと云ってあります。
⑧の、瀬戸焼は愛知県瀬戸市を中心とする焼物。同作家の織部焼きの水差と香合を所持し
ており、良く判りませんが、「景正」なんたらなどと書かれています。仕覆が侘助と同じですが
地色が違います。遠州好の綺麗錆に相応しい色目です古美術店の方から勧められました。

       ⑨  
茶入 信楽 丸壺
 仕覆 江戸和久田
         金襴
  滋賀県
   谷 清右ェ門
茶入 志都呂 肩衝
   仕覆 針谷金襴
  静岡県 金谷町
   鈴木良法 造  
      ⑩
      ⑪  
茶入 志都呂 肩衝
 仕覆 山椒手 緞子
   静岡県 天竜区
    鈴木青宵 造
茶入 志戸呂 肩衝
 仕覆 鶏頭手 金襴
   静岡県 天竜区
    鈴木青宵 造

      ⑫

⑨の、信楽焼は滋賀県の焼き物です。狸の置物の産地として有名です。町へ降り立つと沢山の狸が出迎えてくれます。28年程前小間を建て増した後、小間の稽古用にと求めました。⑩の、志戸呂焼は静岡県の窯、葉茶壷の焼造から始まり、後に遠州好みで茶器が焼かれた。 瀬戸風の作風が多く見分け難い。そのためシドロモドロの語源説もあるとか???
⑪は、天竜区の山の中、ナビは窯元のかなり前で案内が終わります。若い時は何の苦も無く走りましたが、近頃ハンドルを握って天竜区迄行く気力はなくなりました。作成したものが沢山になると売立をしましたのでよく求めに行きました。⑪、⑫、⑬は、その時求めた物です。茶道具店に依頼して、牙蓋、仕覆、桐箱、外箱とお願いしますと、上記⑥の様な価格になります。所が口が大きい為、牙蓋の価格が7000円、9000円位したように思います。アホですねー(・・? (・・? (・・? ⑪は、萌黄釉で、山椒手の仕覆ですので春使用。⑫は、秋色で仕覆が鶏頭手ですので秋使用にしています。

      ⑬

茶入 志戸呂焼 肩衝
仕覆 獅子噛紋緞子
  替 天平木画
       草花文錦
    鈴木青宵 造
茶入 小岱焼 肩衝
 仕覆 万葉華間道
  熊本 嘉島町
   近重治太郎 造

      ⑭


      ⑮

茶入 膳所焼 肩衝
 仕覆 緑地高木間道
  滋賀県 大津市
 陽炎園 岩﨑新定 造
茶入 丹波焼 尻張
 仕覆 万代屋緞子
    森本陶谷 造

      ⑯

⑬は、眼鏡箱と云って茶入が二つ入る様になっている桐箱があります。一つは普通に仕覆に
入れた茶入を入れます。もう一つは茶入に似せた軟らかな形を仕覆に入れて片方に入れ
ます。洋服が2着ありますのでその時の取合せで仕覆を着せ替えます。
⑭の、小岱焼は熊本県の焼物です。細川家の御用窯として細川家に納められていた。
一時途絶えたものの後に再興されました。松灰釉、海鼠釉を主とした素朴な茶陶です
⑮膳所肩衝、膳所は茶陶を主に焼き、瀬戸系を特色としているが、現在では染め付や赤絵
仁清写し等も焼成されている。30年も前、琵琶湖周辺の旅に出向いた折に窯元に立ち寄り
ました。とても趣のある窯元で、仁清風の季節の絵の茶碗で抹茶を服させて頂きました
⑯は丹波は有名な地名なのでどなたも御存知のことと思いますが、兵庫県です。箱には丹波
と あるだけです。下方ですが張出て畳付では小さくなっているので、稽古時には達磨(だつま)
形と説明しています。


∞ ∞ ∞ ∞ ∞


これ迄の類別は、道具の写真撮りをして写真を選び出し
ラボ作業をして、写真の挿入作業をして
道具の名前、作者の名前と道具説明の書き込みを致しました

今回は講座の後半に使用したもので、お互い手袋をして 
受講生と道具について遣り取りしたものを
改めてする事に致しました

今回は一回目にUPした物をコピーしてこの様な
説明を加えただけですので作製はラクチーンでした

今回のⅠ回目は16点 次回Ⅱ回目は15点
最終のⅢ回目は15点 合計「47点です」

その次の茶入れの後は薄茶器の予定です

∞ ∞ ∞ ∞ ∞

        有賀文化教室イベント

  ☆ 新型ウイルスのため茶事は当分中止致します
       


        初冬茶事御案内

                      担当 ○○千家 

       日時 R 3年  月  日(日) 午前11時30分 寄付
       会費 一般   ¥
           会員   ¥
        テーマ             



         茶道教養講座

   
          日時 R3年 9月 26日(日) 午後 1時 ~
             前半 重陽  (副題・名月)   Keiko・W
             後半 類別    茶杓    慶事・  秋 冬 

             日時R3年 10月 24日(日) 午後 1時 ~
             前半 菊日和 (副題・(・・?)
 茶杓 無季・ 春夏


       会費 一般  ¥3500 見学初回のみ ¥2000
                     気軽に見学をお待ちしています
           会員  ¥18000 (風炉季6か月分)
                  中途入門 ¥3000 X 10月迄
           入会金 ¥2000 ( 入会時のみ )

                   参加自由

          講座終了後 2時30分~、濃茶、薄茶、をどうぞ ¥1000       

     毎回テーマに合わせた茶道具にて、濃茶席・薄茶席 各一席


    ❀ 茶事と茶道教養講座は茶道の盛んな名古屋で学んでいます

         茶道をされていない方でも、「チコちゃん」程ではありませんが
         日常の何気ない知識が得られます
         80代・90代の年配者もお楽しみ下さって居ります
         どうぞ気軽にご参加を

                (毎月受講者に交代で点前を担当して頂きます)
                興味のある方はご参加をお待ち申し上げます

          場所 笛吹市八代町北2837 有賀文化教室
                   電話番号 055-265-1480

                有賀文化教室 貸し教室 12畳 8畳 (和室)
                           【茶事道具の用意もあります】       
                        【茶道以外にもご利用下さいませ】


  ☆ 新型ウイルスのため茶事は当分中止致します

         浜松自宅 茶事 御案内


        日時 R3年 ○月 ○日(日) 午前11時30分 寄付
        会費  一般   ¥
             初参加 ¥
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