鈴子茶道教室
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稽古道具類別 ⑧-2
茶入-Ⅱ

                             稽古道具類別随時20日更新

 ― 類別  茶入 Ⅱ 肩衝 ―


        ①
  
  茶入 京焼 龍谷窯
  仕覆ー吉野間道
       宮川香雲 造
  茶入 京焼 瀬戸
  仕覆―角倉金襴
      桶谷穣一 造
  
         ②
        ③
  
  茶入 京焼 瀬戸
  仕覆 燭光手金襴
      桶谷穣一 造

①は、当方としては思い切って求めた物です。支部から支部の中の先生の何方かへ着く様に云われましたが、この方はと云う先生はありませんでした。度々嫌な思いをしながら踏ん張って支部の中の茶会当番は出来なくなりましたので、生徒の為茶会を何度かしましたが
お客様の集まりが少なく、三席位したら「本日終了」でしたので、茶事をすることにしました。茶事は一日掛りになるのと生徒の仕事分担も沢山ありますので、四季に合せて催しました。
吉野間道は吉野太夫の着物から名付けられたとの事
②、③、は稽古用でしたので、お客様には出せません。仕覆はボロボロでしたので10年程前新しい物に致しました。二つあるのは浜松教室と年度交代に使用していました。

        ④
  
  茶入 高取耳付 素蓋
       秋の夜写
  仕覆―三雲屋緞子
        高取貴恵 造
  茶入 高取蝋燭形
  仕覆ー伊予簾緞子
       元永彰一 造
  
         ⑤
        ⑥
  
   茶入 丹波肩衝
   仕覆ー相良間道
        森本陶谷 造

④の、高取焼は福岡県の窯、黒田長政の命により朝鮮陶工が開窯、爾来窯場移転を繰り返したものの、黒田家の御用窯として盛況し変遷を繰り返しながら連綿と継承している。
「秋夜」の本歌は黒田家より収められ、後に遠州好と伝えられる様になった。釉掛け、耳の姿が見所とか
⑤の、高取蝋燭形は毎年3月の稽古で、雛祭りの雪洞に、彼岸の灯明にと見立て、使用しています
②は、ほっそりと背の高い茶入れです。侘びた風情なので、名残月の10月に中置で使用しています

         ⑦
  
  茶入 萩肩衝
  仕覆ー緑地吉祥文
          入子菱金襴
        大野瑞峰 造
  茶入 備前肩衝
   仕覆ー薩摩間道
 太子間道燭光錦片身替
       伊勢崎 紳 造
    
         ⑧
         ⑨
  
   茶入 備前肩衝
   仕覆 織部緞子
        木村陶峰 造 

⑦の、萩焼は山口県の焼物です。その昔茶道具への知識もまだまだ浅い頃、店頭で見かけた折 茶碗は多く出回っているけれど、茶入は珍しいかなと感じて求めた様に記憶しています
⑧、備前です。⑨に比べると、様変わりして居るなと感じました。店頭にて拝見させて頂きました折、小間で使用するのに相応しいかと思いながら眺めている と、趣味の道楽のと当方の批判を始めました。売り手としての態度に不快さを覚え突き返したい衝動に駆られながら仕覆2枚付きその上眼鏡箱(全体の写真から)入りと言う事で、求めた次第です。我が身で人格を下げることもなかろうと、平静を装い気分の悪さと共に腕に抱えて店を後にました。数日間後味の悪さの残った茶入れです。
⑨は、備前焼です。岡山県の伊部の地名から伊部(いんべ)焼の名もあります。化粧箱に入った形ばかりの稽古用茶入を一つしか所持していなかった頃、帰省していた独身貴族の
直ぐ上の兄を茶道具店に案内、茶会用にと買って頂いた始めての木箱入り茶入れです。

― 大 海 ・ 内 海 ― 

        ⑩
   
   茶入 京焼大海
   仕覆ー白玉緞子
        桶谷穣一 造
  茶入 古瀬戸 内海
  仕覆ー毛織横裂
      明治期作者無
   
        ⑪
        ⑫
  
  茶入 膳所大海
  仕覆 逢坂金襴
   陽炎園 岩﨑新定

⑩は、初めて自分の道具で初釜を催す折に求めました。今では大海が四つ、内海が二つ、浜松、山梨両教室で夫々に年間のカリキュラムにあわせ、公平に仲良く交互に使用しています、
⑪は、茶道具商の知人に内海茶入はナイカイ?とメールでお尋ねしたところ、タイカイにしておくれ とのメールが返ってまいりました。が、暫くして内海が届きました。お召物が大分着古されて おりましたので、早速に着替えを新調して着せ替えました
⑫、初釜2号です。高取に比べると一回り小振りです。今では長板等の大棚の稽古に使用です


        ⑬
       茶入 大海 損傷有
   仕覆―龍文唐草錦
    陽炎園 岩﨑新定 造

  茶入 高取大海
  仕覆ー十彩間道姫松手
        高取八仙 造
  
        ⑭
        ⑮
  
  丹波内海
  仕覆―利休梅つぼつぼ
             紹芭
        市野信水 造

⑬は、今は亡き師の所持でした。目の前で師が箱ごと落としました。当時のものは化粧箱にも入っ ていなかったので、紐無しの桟蓋が外れ転がり落ちて入が入りました。大海なので小間使用 というわけにもいかず、名残り月の10月後半の稽古、大板の折に使用です。
⑭は、初釜3号の高取大海です。毎年初釜の大福茶で使用しています。序に1月の及台子や、紹鴎棚の大棚のお稽古時に使用致します。とても大振な茶入れです。八仙は④の作家貴恵とはご夫妻です。
⑮は、丹波焼です。求めた折、丹波には森本、市野さんの二つしか窯はないとのお話を伺いましたが、今でも そのままなのでしょうか?東京で裏千家を学んでいる親友が丹波はとても良い所よと教えて 下さいましたが、未だ訪ねたことはありません。とても小振りな茶入なので、長緒の勉強のために初風炉の頃平点前で使用致します

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